平成28年12月12日(月)に開催された、県土整備・警察常任委員会(平成28年11月定例県議会 )にて以下の内容で質問を行いました。

1.所有者不明の土地への対応について
2.嬉野市内の道路整備について
3.塩田川における水辺空間の創出について
4.交通事故抑止対策の推進状況について
5.大量退職・大量採用に伴う警察力の強化について

うち、質問内容の一部を抜粋してご報告させていただきます。

3.塩田川における水辺空間の創出について

塩田川は、嬉野市嬉野町から塩田町、鹿島市を通って有明海に注ぐ二級河川、県河川です。県内随一の宿泊施設数、観光客、多くの方の受け入れをしている温泉街の中心地を流れています。地元の住民に親しまれているだけではなく、多くの観光客にとっても温泉街の風情を形成するものとして欠かせない川であり、大変多くの方が散策されています。

※以下、質問と答弁の内容(読みやすいように一部省略しています。)

(質問)水辺景観の整備というのは大変重要だと思います。(実際に)行っていただいていますが、なかなかそれだけでは足りないのではないかという意見もあります。
新しくできる新幹線の駅からも歩いて行けるような距離だと思います。この嬉野温泉市街地において、これまでの親水施設整備をどのような形で行ってきたのかお伺いします。

(横尾河川砂防課長)
嬉野市嬉野町の温泉の市街地を流れる塩田川の親水施設の整備については、これまで2つの事業で整備を行いました。
一つ目は、平成4年から8年の5年間で、轟の滝から下流にあるシーボルトの湯にかけて、水辺とふれあいの場として、水遊びや散策ができるよう工夫し、親水護岸を整備したことろであり、現在水辺の散策に利用されているというところです。
また、平成16年から19年の4年間で、シーボルトの湯の対岸、地域活性化の拠点として水辺空間を活用することを目的に階段護岸とかトイレ、植栽など、約3000平米の温泉公園の整備をしています。これは、水辺空間創出事業というもので整備を行ったものです。

(質問)この親水設備の整備効果について、利用状況等はどうなっていますか。

(横尾河川砂防課長)
これまでに整備を行った温泉公園などの親水施設は、毎年2月上旬に明かりと食などのイベントでにぎわいを見せる「うれしのあったかまつり」のメーン会場として利用されており、イベント全体で約1万8000人ほどの集客に寄与していると聞いています。
また、散策やオルレのコースや拠点となるなど、多くの人から利用されています。
このように、温泉街の風情を演出する景観としての役割だけでなく、地域住民や観光客が水辺に親しむ憩いの場として多くの方に利用されているというところです。

(質問)轟の滝から下流に向けて整備されています。素晴らしい整備をしていただいていますが、それはシーボルトの湯までしかつながっていません。シーボルトの湯から温泉公園対岸の遊歩道の整備はどのようにお考えでしょうか。

(横尾河川砂防課長)
ご指摘にあった約200メートル区間の整備については、従前から地元の嬉野市から要望を受けていた箇所であるため、県の景観アドバイザーの意見を聞きながら、現地機関である杵藤土木事務所と嬉野市の建設部、観光部局と協議を重ねてきたところです。
その結果、整備を行うに当たっては、治水能力の低下を招くこと、下流に堰があるため水深が深く整備に費用が大きくなること。また、家の裏に人が近寄ること、プライバシーの問題などによって周辺の住民の合意形成が難しいなどの理由から整備が困難であると判断されたところです。このため、嬉野温泉橋を介して右岸の温泉公園へ観光客を誘導する計画とされております。

(質問)塩田川の位置づけはどのようになっていますか。

(横尾河川砂防課長)緩やかな流れを持つ塩田川は、嬉野温泉の情緒あふれる風情を醸し出す重要な河川で、市民が憩い親しめる河川の整備が必要とされておりまして、自然環境と景観に配慮した親水施設、河川公園を整備し、市民が水と親しめる美しい河川空間づくりを推進するというふうに定められています。

(質問)今後の親水施設の整備はどうなっていますか。

(横尾河川砂防課長)
嬉野市が新幹線の開業を視野に入れたまちづくりを進める中で、県としても、温泉街の中心を流れる塩田川で親水性の高い親水空間の創出を進めることは重要だと考えています。
今後も河川整備の基本となる治水上の安全を確保しながら、水辺空間の創出について、地元の嬉野市や住民としっかり話をしていきたいと考えております。