平成29年6月定例会 委員会審議(総務常任委員会)にて質問した内容を一部抜粋してご報告させていただきます。

※以下、質問と答弁の内容(読みやすいように一部省略しています。)

九州佐賀国際空港の利活用について

九州佐賀国際空港は、近年、東京便の増便を初め、LCCによる上海便、ソウル便、成田便の就航や増便、また、ことし6月の台湾チャーター便の就航など路線・便数の充実が図られて、利用者数も右肩上がりに増加をしている状況だと思っています。

(質問)近年の路線あるいは便数などをお聞かせいただきたいと思います。

(野田空港課長)現在の定期便は東京便を含めて4路線、1日当たりの便数は8往復または9往復となっております。
このほか、6月12日から台湾からのプログラムチャーター便が週2往復で運航しており、これを加えると、路線数は5路線となり、1日当たりの便数は8往復から10往復となります。

(質問)近年の利用者数はどうなっていますか?

(野田空港課長)東京便が増便し、成田便が就航した平成26年度の利用者数は、前年度と比べて約17万8千人、率にして47.9%増となる55万人を記録したところであり、その後も順調に利用者数は増加し、昨年度の利用者数は4年連続で過去最高となる約66万2千人を記録しました。

なお、今年度は3月26日から成田便が1日2往復に増便し、5月11日からはソウル便が毎日1往復に増便するとともに、6月12日から台湾からのプログラムチャーター便が就航したことから、初めて年間利用者数が70万人を超える見込みでございます。

(質問)坂本部長にお伺いしたいと思います。「佐賀空港がめざす将来像」、この実現に向けた今後の取り組みについてお伺いしていきます。

平成27年9月に策定をした「佐賀空港がめざす将来像」において、「基幹路線である東京便を中心としながら、LCCの拠点空港化が進み、九州におけるゲートウェイ空港としての地位を確立している姿を目指す」こととされています。今後、この「佐賀空港が目指す将来像」の実現に向けて、どのように取り組んでいかれるのかお伺いいたします。

(坂本地域交流部長)県としては、各航空会社や他空港の動向を常に注視しまして、これまで培ってきた航空会社、あるいは観光業界などの人的ネットワークをさらに進化させ、また、生かしながら、国内外のLCCに対して積極的かつタイムリーに誘致活動を行うとともに、現在就航している各路線の利用実績も高めていきたいと考えております。

来年度には駐機場の拡張工事を終えたいと思っておりますし、2020年の東京オリンピック・パラリンピックまでには旅客ビルの拡張工事を終えたいと思っております。また、滑走路の延長についても、10年程度を見込んでおりますが、可能な限り短縮に努めたいと思っております。

佐賀イン・福岡アウト、あるいは長崎アウトでもございますが、無駄のない旅行行程が組める、それも強みだと考えております。

こういう強みを生かしながら、新規路線の誘致、増便を実現することで、名実ともに九州佐賀国際空港を九州におけるゲートウェイ空港として発展させていきたいと考えております。